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●基本のプレー●

タックル
ボールを持っている相手プレーヤーに飛びかかり、そのプレーヤーを倒す、
もしくはボールを地面に着けさせることを言います。
相手プレーヤーを捕らえ、倒すという行為がタックルになりますので、
このプレーには常に危険がつきまといます。そこで、タックルには禁止事項も多く定められています。
【禁止されているタックル】
肩より上へのタックル(ハイタックル)
相手プレーヤーがボールを持つ前のタックル(アーリータックル)
相手プレーヤーがボールを手放した後のタックル(レイトタックル)
プロレスのラリアットのように相手の首に腕をひっかけて倒そうとするタックル(スティファームタックル)

スクラム
ボールを所持していたプレーヤーがボールを前に落としてしまったり(ノックオン)、
ボールを前に投げてしまったり(スローフォワード)、軽い反則があった後に行われるプレーのリスタート方法です。
両チームのフォワード(FW)8人同士が組み合い、両チームが組み合った中間に、
一方のチームのプレーヤー(スクラムハーフ)がボールを投げ入れます。
投げ入れられたボールを、投げ入れたプレーヤーのいるチームが足で後ろにかきだし、
スクラムを組んだ最後方のプレーヤー(ナンバーエイトやスクラムハーフ)が
ボールを取り出すことによってプレーが再開されます。
多くの場合は投げ入れたプレーヤーのいるチームのボールとなって再開されますが、
相手チームの圧力が強かったりした場合は、ボールを奪われてしまうこともあります。
なお、スクラムでは、組んだ状態のまま回転してはいけません。

モール
ボールを持ったプレーヤーを中心に、両チーム合わせて3人以上が立った状態で組み合った状態をモールと言い、
ボールを持ったプレーヤーを中心に、攻めているチームのプレーヤーが力を合わせて押し込み、
相手のディフェンスラインを崩すことをドライビングモールと言います。
モールへは、腰をかがめすぎない状態(頭と肩は腰より上の位置)で、
他のプレーヤーをしっかり支える形で参加しないといけません。
また、いったん組まれたモールを崩したり、モールの上に飛びかかるようなかたちで参加してはいけません。

ラック
地面に転がっているボールを、両チーム合わせて3人以上が立った状態で組み合って奪い合う状態をラックと言います。
ラックもモールと同様に、いったん組まれたラックを崩したり、ラックの上に飛びかかるようなかたちで参加してはいけません。

ラインアウト
タッチラインの外にボールが出た時に、タッチラインに対して垂直に並んだ両チームのプレーヤーの間にボールを投げ入れ、
ボールを奪い合うリスタートの方法です。
ボールを投げ入れるのは、ボールを蹴りだしたチームと逆のチームが行います。
(ペナルティキックで蹴り出された場合は、蹴り出した方のチームが投げ入れます)
ボールは両チームの中間地点に投げ入れなければならず、
どちらかのチームに有利になるように投げ入れてはいけません。
また、投げ入れるプレーヤーは、ラインアウトが形成される(両チームの選手が並ぶ)のを待たずに
、すぐ投げ入れることも可能です。
このプレーをクイックスローインと言います。


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